バイク好き、車好きであれば一度は憧れるであろうガレージハウス。結婚を機にマイホームを建てるのを機にガレージハウスを建てました。
車やバイクの車庫としてだけでない遊べるガレージハウスを建てました!
今回は建築士との契約を進めた段階からのレポートになります。ハウスメーカーや建築士選びについては前回の記事をお読みください。
建築士と契約までにしてきたこと
建築士を探してからオンラインでの打ち合わせ5~6回、対面での打ち合わせ5~6回、現場での打ち合わせ1回、メールでのやりとりは土地探しからずっと連絡を取っていました。
まずはどんな家を建てたいのかイメージをネットから引っ張ってきて共有しました。そのほかには家族構成や予算のほかに将来のビジョンなどとにかく夢を語って….(笑)。
最初の数回はゆるくとにかくイメージを伝えていくようにしていき、実際に候補の土地に来ていただいてどんな家が建てられるのか等スケッチを含めてプランニングしていただきました。
徐々に信頼関係が築けてきて任せられるとなり本格的なプランニングシートを提出していただき、契約に至りました。
建築士との契約
建築士の人柄については何度も打ち合わせをしてきて、全く不安はありませんでした。ただ契約するうえで一番の心配事が予算でした。建物の最終的な見積もりは建築士との契約後に、図面を固め構造設計をしてから工務店に見積もり依頼をだすという流れです。ハウスメーカーであれば契約前に大体の見積もりまで出てくると思いますが、建築士とは建築士が出した概算コストを信用して契約する必要があります。これについては建築士の経験がものをいうと思います。今回はウッドショックの影響もあり、概算コストをオーバーしてしまいました。この部分については状況がどうなるのかわからないとはっきり伝えられていましたので、不満はありませんでした。
土地については建築士の費用は直接関係ありませんが、土地の用途によって建てられる建築物がかなり変わってきますので、ここでもしっかりと建築士に相談したほうが良いでしょう。今回は、建築士の方が新たに作られた擁壁の耐久性資料を取り寄せたりして、問題ない土地だということを証明してくれました。
建築士との契約後
契約後は図面を固めていくと同時にキッチン、お風呂、トイレなどの設備関係を周りました。
下記のショールームを1日で周ったりもしました。この時知ったのですが、ショールームって結構混んでいるんですね。どこも予約が必須でした。
・パナソニック
・リクシル
・タカラスタンダード
・TOTO
・グラフテクト
あとは外壁のサンプルを取ったり、ドアなども見に行ったりと本当にいろいろなことを詰めていきました。
イメージをつかむのに特によかったのが、家の模型を作って頂いたことです。必ず模型は作っているそうです。図面よりわかりやすいのはもちろんですが、実際に建てる土地に持っていき時間による日光の当たり具合などを確認することもできました。
CGでも家の立体図を作成していただき確認しましたが、模型のほうが分かりやすかったです。
工務店との契約
図面が固まると建築士の方では構造計算資料の作成や建築図面を作成。すべての準備が整って工務店へ見積もり依頼を出しました。
見積もりの予算がはまらなかったのですが、不要部分をなくしたり、単価が高いところを指摘して(建築士が)最初の予算より7割ほどになったところで無事、工務店との契約も完了いたしました。
工務店の方ともオンラインでの打ち合わせ、直接の顔合わせ後、契約となりました。契約後は3回ほど貸会議室で打ち合わせ、その後は2~3週間おきに現場で打ち合わせをしました。現場を見ながらの打ち合わせはとても良いのですが、時期が年末からと冬の期間になってしまいとても寒かったです。だんだんと壁ができてきたりして、あったかくなっていきました(笑)。
家の間取りなどは大体の部分は当然ですが、会議室の時に決定しました。現場打ち合わせになってからは現場でなければ思いつかないこともあったので楽しかったです。
施工~完成
図面関係が完成し10月中旬から施工が開始されました。
ウッドショックで木が手に入らない中での施工で、とてもイレギュラーな感じで始まりました。
木材は何とか年内に入り、12月になって本格的に施工が開始になりました。
制作過程
2021年3月:土地購入、設計開始
2021年10月:施工開始
2021年12月:棟上げ
2022年5月:完成
そのほかにも半導体不足などで時間はかかりましたが、その分時間をかけることもでき満足できるガレージハウスが完成しました。
ガレージハウスにかかった費用は?
金額は家とセットなので何とも言えませんが、設計費用抜きの3階建て(2LDK)で4,000万弱くらいでした。
木造建築で費用をだいぶ抑えて作りましたが、ウッドショックの木材価格高騰や原材料費高騰が痛かったです。
鉄筋にしたりするとさらに費用はあがります。
ガレージハウスにするためにかかった費用は下記3点が値段が上がる要素です。
・開口部を大きくとるため、通常の家より柱を大きくする必要があったこと
・1階部分をすべてガレージにしたため、居住空間を2F,3Fとする必要があり構造計算が必要になったこと
・電動シャッターを取り付けたこと
よかったところ(工務店)
最初にきっちり決めるのではなく、現場での感じも含めて臨機応変に対応していただけたのはとてもよかったです。
ネットで購入したペーパーホルダーや表札、自転車ラックなど持ち込みも対応していただきました。
クライミングウォールはクライミングを全く知らない方でしたが、仕様などを説明して余っている部材でサービス(無料)で作っていただきました。
ホールドの穴あけは道具をお借りして自分で開けて、爪付きTナットを打ち込みました。
不満だったこと(工務店)
納期は遅くなりがちでした。ウッドショックやウクライナ情勢など要因はさまざまありましたが、ハウスメーカーであればそれでも輸入関係でこれほど遅れることはなかったと思います。
あとはスケジュールもきっちり決まっているわけではなく、なあなあで伸びていきました。
ここは工務店の力量によると思います。
あと、細かいことを忘れていることが多かったり….
ただ、すごい大きな不満はなかったです。
終わりに
土地を購入してから約1年間かかりましたが、最終的には理想の家が完成しました。
全体を通しては建築士の方も工務店の方も非常に最後まで真摯に対応していただけました。
次回は紹介完成編です!