遊べるガレージハウスを建てる①【どこで建てる ハウスメーカー?建築士?】

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2022年4月に念願のガレージハウスが完成しました
土地を購入してから丸1年。建築士と一から相談して夢が詰まったオリジナルのガレージハウスが完成しました。3回にわたり制作過程を書いていきたいと思います。

目次

なぜガレージハウスを建てようと思ったのか

一番の理由は生活をもっと豊かにしたいと思ったから
大学に入学すると同時に一人暮らしを始め、それから就職して賃貸生活は約10年となりました。
この間2回引っ越しをして、3つの物件に住みました。

どの物件も住みやすくはありましたが、趣味をやるには不便でした
バイクに乗るには部屋で準備して駐輪場に行ってバイクカバーを外して、帰ってきたらバイクカバーをかけて…. 雨が降ったらバイクを乾かしてからカバーをかけたり… バイクのカギを忘れて取りに戻ったり….
キャンプに行くには部屋にあるキャンプ用品を何往復もして車に運んだり…
自転車のレースに行くには自転車のほかに空気入れや着替え、工具を朝一で積み込んだり….
コストコでの買い物では階段を何往復もしたり…..
クライミングのためにキャンパスボードを設置したけど、壁に穴をあけるわけにもいかず、中途半端に….

とにかく、この一連の動作をもっと完結にしたかったので趣味を全部ガレージに収められるガレージハウスを作りたいと強く思うようになっていました。

あとは住宅ローンは35年が一般的で年齢も30歳になる時だったので、できるだけ早い年齢で建てたかったこともあり結婚と同時に建てました。

今は住んでから4か月くらい経ちますが、とても快適で過ごしやすくガレージハウスを建ててとてもよかったと感じています。

どこで建てる?

まずはハウスメーカーや工務店を探しました。
全くのド素人ですので、まずは住宅展示場に行って、ヘーベルハウスや住友林業、一条工務店などなど5、6社に話を聞きました。
展示場を見たり、実際の建設現場を見たりした中ではヘーベルハウスが一番理想に近い感じでした。そのほかにも住友林業の建売住宅にひかれた時もありました。
ただ、実際に進めていくには最初に話した担当の方と進めていくのですが、ガレージハウスといってもメインが居住スペースの話だったり、屋根付きガレージがあればいいのではとなってしまったりと理想のガレージハウスを理解してもらうのが難しかったです。ガレージハウスの実例紹介としてシャッターも何もない1階部分に車庫が付いている家を見せられた時もありました。担当者がガレージハウスという趣味に理解を持っていないと難しいんだと実感して違う建て方を探しました。

ネットでいろいろ情報を探していたところ、建築士に設計を依頼する方法があることを知りました。私はSUMIKAという住宅に関する知恵袋みたいなHPから建築士を探しました。このサイトにはこだわりの中にガレージ・ガレージハウスという項目もあり、実際に建てた家を見ながら建築士を探すことができます。
一番目を引いた建築士に連絡を取り、資料を一式送っていただき一度オンラインで打ち合わせをしました。ガレージハウスを中心に家を建てている方だったので自分の理想を伝えやすかったです。

建築士と打ち合わせ

初回はオンラインで打ち合わせを行いました。最初の打ち合わせでは建築までのスケジュールや依頼報酬や作業内容のほかに、どんな家を作りたいのかのヒアリングがありました。
ここで一番重要なのは理想(夢)を伝えることだと思います。予算を抜きにしてとりあえずどんな家にしたいのか伝えることが重要だと建築家の人も言っていました。実際はそんなものいらないのではないかなどもありましたが、話し合うことでいろいろと洗練されていきました
私の場合は車、バイク、自転車5台を入れ、さらにクライミングなどのトレーニングができる場所を確保できるガレージを作りたいことを伝えました。妻からの要望は日当たりが良いリビング、大きなパントリー、生活導線についての要望を伝ました。

実際の家のイメージは土地によって建てられる建物が決まるので、土地の検討段階で再度打ち合わせという流れでした。

土地探し

まずはどこに家を建てるのか、希望エリアでいろいろ探しました。ハウスメーカー or 建築士のどちらに依頼するかはこの時点では決めておらずハウスメーカーや不動産(朝日土地建物)に探してもらいましたが、結局自分たちでネット(SUUMO)で見つけた土地を購入しました。今はほとんどの土地情報がネットに出ているそうです。
建築士にも実際に土地に来てもらい、その土地にあったプランを提案していただきました。
建築士の方にはその前に候補になった土地にも来ていただき、プランを作成していただいております。初回のプランシート作成は無料で、その次からは5万円ほど費用を頂いているみたいですが、契約をすればこの費用は発生しないそうです。

ひとつ注意点はネットで探しても住所が途中までしか記載されていないものばかりで、自力で見つけるのは大変です。良さそうな物件があったら不動産に連絡して一緒に連れて行ってもらうような仕組みになっています。
私は毎回不動産は面倒だったので、自転車で住所付近を周りながら見ていました。それでも見つけられなかった土地はありませんでした(笑)

土地は他の人に買われてしまい変えないことが多々あるらしく、ここだと決めた土地をすぐに建築士に問題ないか確認をとりすぐに購入しました。
購入は以前から土地探しを周ってもらっていた朝日土地建物の担当者に仲介をお願いしました。

建築士との進め方

土地購入後にプランを提案していただき契約をしました。
私が依頼した建築士は松永基さんという方で、長年ガレージハウスを設計してきた方です。

松永基さんのHP
とても人柄が良い人でした。趣味も多く車や登山など私と共通点も多くありました…
ガレージハウスの実績が多く、特にお金をかけなくて良いところ等、予算圧縮について相談に乗ってくれました。
こうしたほうがよいというアドバイスもたくさん頂き、我々だけでは思いつかなかったであろうデザインも多々取り入れていきました。

建築士への依頼金額

建築士への依頼金額は建物代金の10%~15%くらいが相場だそうです。ただ、実際には見積もり段階で契約金額を決めます。というのも、建築士の方は施主の予算に寄り添って考えてくれ、予算をオーバーしそうならいろいろ減額を提案してくれます。この段階で報酬金額が決まっていないと素材変更などで建築士の報酬が増減するので、見積もり段階での報酬金額決定は施主保護の理にかなっていましたね。

工務店の探し方

工務店については、今回2社で相見積もりを取っています。見積もりは建築士が懇意にしている2社です。工務店については施主の要望を反映してくれますので、自分たちの懇意にしている工務店でも問題ありません。ただ、私たちは特に知り合いもいませんでしたので建築士の方にお任せしました。
実際には建築士と工務店は息が合っていないとやりにくいそうで、デザインなどのイメージを伝えるにも何度かお付き合いがあるところの方が失敗もなく良いそうです。

建築士との進め方

簡単に説明すると、下記の通り進んで聞きます。

1.基本設計
2.設計契約
3.基本設計終了
4.実施設計
5.確認申請と許認可業務
6.業者見積
7.業者決定とネゴシエーション
8.工事契約
9.設計監理
10.竣工と竣工検査

基本設計が一番重要(依頼主にとって)になります。どんな家が建てたいのか、
詳しい進め方につきましては松永さんのHPから確認できます。

建築士と建てるメリット!デメリット!

メリット
・超自由設計
まずはハウスメーカーと違い、本当に自由に設計ができます。土地により建築規制は様々ですが、規制内であれば本当に自由に建てられる
・建築士の腕
 ハウスメーカーに依頼すると担当者を選べませんが、建築士はこちらで選ぶことができます。自分のイメージにピッタリ合う建築士を探すことができればより良い家つくりができる

デメリット
・完成まで時間がかかる
 すべて一から決めていくため、素材も順次発注です。注文住宅でもハウスメーカーの方が納品までの期間が圧倒的に短いため工期が短いです。
・決めることが多い
 本当にすべて自分たちで決める必要があるため、大変です。結構、建築士のおすすめをそのまま入れてもらいました。
 床材のおすすめメーカーを教えてもらっても全部をまわることはできないですし….
・発注先の工務店によると思いますが、料金は高めになるとおもいます
・建築士への依頼費用が工事費用と別途かかる

デメリットが多いように感じますが、メリットはデメリットを上回ると感じられる人であれば建築士と建てる家つくりはおすすめできます。

終わりに

今回は建築士と契約するまでの記事でした。
土地選びには約3か月ほどかかりました。次回は建築士と実際にガレージハウスを建てるまでを紹介していきます。

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