フォンテーヌブロー(フランス)でクライミング

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2025年5月末、フランスの世界最大級のボルダリングエリア『フォンテーヌブロー(Fontainebleau)』でクライミングをしてきました。
前回の記事では、旅の全体の様子やアクセス、雰囲気などを紹介しましたが、今回は実際に訪れたエリアと登った課題についてまとめていきます。

目次

Cul de Chien

森林の中というよりは、開けた砂地に点在する岩場が特徴的なエリア。足場が砂なので、落ちても比較的ケガのリスクが少なく安心感がありました。

このエリアでは最も多くのクライマーを見かけましたが、周囲にいくつものエリアが点在しているため、登っている最中は混雑は感じませんでした。

アクセス
フランスの祝日だったこの日、9時ごろに到着しましたが、すでに広い駐車場はほぼ満車。休日に行く場合は早めの到着がおすすめです。
駐車場から岩場までは、平坦な道を20分ほど歩きます。道中にはほかのエリアもたくさんあります。

岩場までは平坦な道を歩いていきます

Le Toit du Cul de Chien
今回の一番の目当てだった課題です。日本のグレードで言えば1級相当。
巨大な岩の形とラインがとにかくかっこよく、印象的でした。ルーフ下に足をかけるムーブがポイント。

『時間があまりなかったので、周りの岩を見て良さそうな岩があったら課題があるかをアプリでみてトライする。』みたいな感じでいくつかの課題にトライしました。

昼食を持ってくれば、もう少し登れたなと後悔。

Franchard

森林の中にあるエリアで、雰囲気は一転してしっとりとした印象。
平日の朝7時ごろに到着すると、誰もおらず一番乗り。1時間ほど登ったころには、少しずつ他のクライマーも現れ始めました。
広い駐車場があり、混雑の心配は少なそうです。
※一部エリアでは電波が入りにくいので注意。

Crocodile
Franchard Isatisにある6aの課題。寝っ転がった体勢からスタートし、そこから体をひっくり返して登るユニークなルート。
パワーとバランスが必要で面白い課題でした。

面白いのでぜひトライを

La Continuité

こちらも6aのトラバース系課題。ホールドは一見持ちやすそうに見えますが、意外と悪く、最後の登りも地味にきついです。

La Moule

5aの課題。見た目がかっこよくて登ってきました。素直なムーブで登りやすく、楽しい課題でした。

Rainbow Rocket

Franchard Sablons Carriersにある有名なランジ課題。
岩の中腹にある持ちやすいホールドを起点に、手に足からの一気にランジ。
1時間ほどトライしましたが、角度が厳しく今回は完登ならず。次回リベンジしたい一本です。

Rocher Canon

こちらも森林の中にあるエリア。遊歩道が整備されていて、遊歩道の両脇に岩場が出てきます。

滞在していたムランの町から車で20分ほどの距離にある、アクセスしやすいエリア。
平日の朝に訪れたため、こちらでも他のクライマーには会わず貸し切り状態でした。駐車場は広め。

Caprice
6aの課題。登りやすそうに見えますが、意外と持てなくて苦戦しました。

岩も課題も多すぎて、現地でも何をやるかすごい迷ってしまいます。(笑)

終わりに

フォンテーヌブローには本当に無数の岩と課題があり、現地でも「何を登ろうか」と迷ってしまうほど(笑)。
ふらっと目に入った良さそうな岩を見つけて、アプリで課題を調べてトライすることも多かったです。

岩質は砂岩で、持ちやすい場所もあれば、ザラザラしていてマントルが怖い場面もありました。
グレードが上がるほど、ランジ系やダイナミックなムーブが増えてくる印象で、まだまだ自分の力不足を感じる場面も多かったです。

それでも、フォンテーヌブローは簡単な課題も豊富で、初心者から上級者まで楽しめる素晴らしいエリアでした。

それではまた。

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