子連れパリへ『日帰り観光!』

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フォンテーヌブローでのクライミングを目的に、フランス滞在中はムランという町に宿をとっていました。
そんなムランから、家族で日帰りのパリ観光へ出かけてきました。

地下鉄ではスリの被害に遭うというトラブルもありましたが、観光地巡りや食べ歩きなど、充実した一日になりました。

目次

ムラン駅

ムランの町からパリ中心部までは、RER D(高速通勤電車)を使えば約30分。ムランはパリ郊外にある小さな町ですが、RERでのアクセスが良く、日帰り観光にも便利です。
パリより落ち着いている雰囲気で宿泊費が抑えられるのも魅力です。

滞在していた宿から駅までは徒歩では行けない距離だったため、車で駅まで移動してから電車に乗ることにしました。

ムラン駅の駐車場について
ムラン駅近くには駐車場があり、スムーズに停めることができました。
Googleマップの口コミではやや評価が低く「治安が悪そう」といったコメントも見かけたので少し心配でしたが、実際には特に問題もなく、明るい時間帯であれば安心して利用できそうな雰囲気でした。

料金は1日あたり7ユーロほど(※2025年6月時点)で、長時間駐車してもリーズナブルです。

電車でパリへ(Navigoカードと切符購入)

Navigoカードが便利!

パリとその近郊を走る公共交通機関(RER・メトロ・バスなど)を利用するなら、「Navigo(ナヴィゴ)」というICカードが便利です。

特にiPhoneユーザーであれば、Apple Payに「Navigo」を追加して、Suicaのように改札でタッチするだけで利用できます。わざわざ紙の切符を買う手間がなく、チャージやパスの購入もスマホ上で完結します。

suicaのようなカードタイプも販売していますが、販売機の操作はやや複雑で、戸惑いました

ムラン駅→Gare de Lyon駅
RER D線の終点Gare de Lyon駅に到着後は、目的地に応じてメトロやバスに乗り換えます。
まずはエッフェル塔方面へ向かうため、ここからメトロと電車を乗り継いで移動しました。

ベビーカー移動はちょっと大変
パリのメトロは階段が多く、エレベーターが設置されていない駅もかなり多いです。小さな子ども連れ、特にベビーカー利用の方は要注意改札も通りにくくベビーカーをたたむ必要もありました。
大人が4人いたので何とかなりましたが、ベビーカーを何度も階段で持ち上げて移動しました。
ただ、ベビーカーで昼寝をしてくれたので、持って行って良かったとは感じています。

パリ観光(定番スポット散策)

今回のパリ観光では、誰もが知る定番スポットを中心にめぐりました。
エッフェル塔、凱旋門、ルーブル美術館と、王道の名所をそれぞれ外観から楽しむコース。特に目新しいこともないのでさらっと書いていきます。

エッフェル塔
近くから眺める景色もいいけど、少し離れたところからパリの中に溶け込むエッフェル塔が良き

凱旋門
彫刻が素晴らしい。個人的には、ツール・ド・フランスで選手たちがこの周りを疾走する姿を思い出して、思わずにやけてしまいました(笑)

ルーブル美術館

中には入りませんでしたが、外から眺めるだけでも満足感があり、周囲には座れる場所があるので、歩き疲れたタイミングでの休憩にもぴったり。

広場では、息子が大はしゃぎして走り回っていて、子連れにもやさしい開放感のある空間でした。

パリでの食事

A La Petite Marquise(ベーカリー)
エッフェル塔から凱旋門へ向かって歩いている途中、たまたま目に入ったベーカリーに立ち寄ってコーヒータイム。
店内にはイートインスペースもあり、ドリンクも注文できます。

ここで食べたエクレアが、感動するほど美味しかったです。

Bouillon(フレンチレストラン)
伝統的なフランス料理をカジュアルに楽しめる人気店。子ども連れでも入りやすい雰囲気。

スカルゴや牛ほほ肉の煮込みなど、フレンチの定番を注文。満足できました。
ただ正直に言うと、個人的にはフランス料理よりイタリア料理の方が好みでした。

スリに気を付けて:パリの地下鉄でのトラブル体験

楽しかったパリ観光の中で、ひとつだけ大きなトラブルがありました。
地下鉄で、父親がスリの被害に遭ってしまいました。

赤ちゃん、高齢の両親と一緒だったためか、電車に乗る前から狙われていました。

電車に乗ろうとした瞬間、10代前半くらいの若い女性グループ(8人ほど)が突然割り込んできました。そのあと私たちが乗り込み、ドアが閉まるタイミングで一斉に押し寄せてきて、明らかに全身を触れてくる動き。

すぐに「まずい」と思い、押しのけて離れた後、家族にも急いで移動するように誘導。しかし残念ながら、父だけが財布を抜き取られてしまっていました。

スリというより、もはや集団での強奪に近い印象です。

その場で一人を取り押さえましたが、犯人が財布を手放したため拾おうとした瞬間の隙をついて逃げられてしまいました。
(私は赤ちゃんを抱っこ紐で抱えていたため、思うように動けなかったのが悔やまれます。)

財布の中身を確認すると、ユーロと日本円はすべて抜き取られており、幸いにもクレジットカードや免許証などのカード類は無事だったのは不幸中の幸いです。

再び同じような場面が…

その後、帰りの電車に乗ろうと別の駅に向かっていたところ、またも別の10代女性グループが近づいてきて、同じ手口で割り込みしてきました。
こちらが乗車をやめる素振りを見せると、グループは乗ったはずの電車から降り、その場から離れていきました。

小さな子連れは特に狙われやすい

小さな子どもや高齢者が一緒にいると、スリグループから「反撃しにくい」と見なされるのか、狙われやすいのかもしれません。
パリの地下鉄は便利ではありますが、人の多い観光ルートではこうした被害も多発している印象を受けました。

終わりに

パリ自体は美しい街でしたが、スリの被害によって「怖い場所」という印象が強く残ってしまいました。
やっぱり私たち家族には、自然の中でのんびり過ごすスタイルの方が合っているなと、改めて感じました。

パリ観光の際は気を付けて!
それではまた。

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