海外でサイクリングしたい。レースに出てみたい。外国に到着後、自転車のレンタルができれば楽です。ただ、思い入れのあるマイバイクで走れば更なる感動が待っています。
飛行機で自転車を運ぶ方法を解説します!
どうやって飛行機に持ち込む?
自転車はキャリーケースなどと同様に預け荷物で運ぶことができます。ただし、自転車をそのまま持っていけば良いわけではありません。必ず入れ物に入れる必要があります。
必要なもの
・自転車
・自転車を入れる箱
・工具(六角レンチ、プラスドライバー)
まず、自転車を入れる箱ですが、自転車を入れられるケースがあればルール的には問題ありません。
例えば、電車で輪行するときによく使われる布製のカバーでも運べてしまいます。国内線であれば、こちらで運ぶ人もいるそうです。デメリットとしては、飛行機に貨物として格納されるため他の荷物とぶつかったり、飛行機の積み下ろしが雑で傷がついてしまうことがあります。キャリーケースも飛行機に乗るたびに傷がついていきますよね。国内線であれば、積み下ろしが丁寧なため傷の心配は減りますが、海外の積み下ろしを見ていると思いっきり放り投げたりしているのでかなり心配です。
ではどうするかというと、飛行機専用の輪行バックを作っているメーカー(シーコン等)の製品を使うのが一番安全、安心だと思います。私もシーコンの輪行バックを購入し使っていますが、ハンドルを外さず格納でき、空気入れやサイクルウェアなども一緒に入れることができとても使いやすいです。
デメリットとしては価格が非常に高く7万円以上します。
最も安価な運搬方法としては自転車用の段ボールを使用すれば、格安で飛行機輪行ができます。
自転車屋さんには自転車が段ボールに入った状態で納品されるので、頼めばもらえると思います。ただ、全く知らない自転車屋だとよく思われないので、なじみの自転車屋などに頼むのが良いでしょう。私もアメリカで自転車を購入した際には帰国する際に、購入した自転車ショップに段ボールをもらいに行きました。
デメリットとしては、強度が飛行機用輪行バックに比べると強度が低いことがあります。ホイールなども無理やり入れるので、傷はしょうがないところもありますが、タオルなどを巻いてなるべく傷がつかないようにしましょう。
もう一つのデメリットは段ボール自体が小さいので、ハンドルやペダルを分解する必要があります。分解といっても六角レンチのみ(一部自転車除く)で取り外しができるので難易度は低いでしょう。
※預けられる重量は32kgです。入るからといって空気入れやヘルメット、ジャージのほかにお土産などを入れたらオーバーします。ハイ、私はオーバーした経験があります。(笑)
飛行機の予約
飛行機を予約する際に、荷物に自転車があることを明記しましょう。自転車は別途料金が発生します。ただ、申請せずに当日持ち込むと事前申請より高額な費用での運搬となります。また貨物がいっぱいで断られることもあるそうです。
私もオーストラリアから帰る際に申告をしておらず、難しいかもと言われてしまいました。何とか調整して載せてもらいましたが自転車だけ置いて行った可能性があったことを考えると冷や汗ものです。
出発当日
普通に飛行機に乗るのと同じように荷物と一緒に自転車を持っていき預けます。検査を受けることもあり、その場で自転車のバックを空けて中を見せたこともあります。開けるのはいいんですが、再度閉めるのが大変なんですよね…。
受け取りについては、自転車はベルトコンベアでは流れてきません。スタッフがベルトコンベア近くに持ってくるので、受け取りましょう。
あと、滞在先までの車は大きいものを用意してもらいましょう。一度、乗用車で迎えに来てもらったことがあり、苦戦しました。
外国をマイバイクで走るのは最高です。良いサイクリングライフを送りましょう。