北海道バイク旅2018
2018年の8月に北海道へバイクで旅をしました。メンバーは大学時代のサイクリング部仲間5人。社会人になり、全員同じタイミングで免許取得、バイク購入をしました。北海道は全員免許取り立てで行きました。
北海道旅行でかかった費用は?
9泊10日でかかった費用は合計8万円くらい(正確な金額は忘れました。大体です)
全部キャンプ泊だったためそんなにかかりませんでした。食事も海鮮も回転ずしに1回行ったのみでほぼセイコーマートでした。セイコーマートのホットシェルは安くてうまい。110円で買えるパスタもあります!お金をかけなくても十分楽しめます。
燃料代:1万円
宿泊費:5,000円
食費 :3万円
温泉代:5,000円
フェリー代:1万円(往復+バイク代含む)
高速代:2万円(往復)
装備
筆者のバイクはHONDAのCRF250L。メンバーのバイクはアメリカンやスポーツタイプ、ネイキッド、アドベンチャーで排気量もバラバラでした。バイクについては楽に走行したいなら排気量が大きいバイクが良いと思いますが、制限速度があるので250CCでも置いてけぼりなどはないですね。全く問題ないです。各々が好きなバイクで大丈夫。
オフロードバイクは高速道路で風がもろにあたるのできついですが、下道や細い道、林道はいいですね。北海道は林道天国で1日だけ別行動で林道を走りました。
キャンプ道具はすべてキャリアに載せて紐で括り付けています。
・CRF250L:キャリア、ETCを付けました
・B+COM:バイク用インカム
・キャンプ道具(テント(マーモット1人用テント)、寝袋、調理器具)
・着替え(下着、Tシャツのみ)
・タブレット(ツーリングまっぷるをkindleで購入し見れるようにしました)
・スマートフォン(地図はほぼgoogle map)
キャンプ用品は軽い、コンパクトを優先して購入してます。
北海道への行き方
北海道への行き方はバイクの場合、
・自走→フェリー
・飛行機→道内でレンタルバイク
レンタルバイクってあまりないですし費用もかかりますよね。本土から北海道へは完全自走で行くことはできないのでどこでフェリーに乗るか決める必よがあります。なるべく北海道から近いところでフェリーに乗る方が安くて早いですがその分疲れます。北海道でのツーリングを楽しむには早めにフェリーに乗って体力温存もありだと思います。また、フェリーの到着する港もいろいろですので目的地に合わせたところでフェリーを使うのが良いですね。私は大洗(茨城)~苫小牧、小樽~新潟の長いフェリーも使用したことがあります。小樽~新潟間のフェリーは露天風呂が付いていて感動しました。フェリーでの生活は非日常で楽しいです。
今回(2018年)の旅では一番安い自走で行くことにし、メンバーの夏休みを合わせて埼玉県在住のメンバーの家に集合し、そこから青森港まで自走しました。
埼玉→自走→青森→フェリー→函館で帰りもこれの逆走でした。(帰りはフェリーを予定していたのですが台風で欠航したので)
社会人2年目のバイク買いたて… 高速道路の深夜料金で1万円弱、ガソリン代もCRF250Lは燃費が優秀でリッター40㎞行けるので2,500円くらいでした。
仕事終わりの19時集合で翌日8時のフェリーに乗りました。1時間に1回休憩を入れたので12時間くらいかかりました。ヘルメットをバリバリのオフロードバイク用を買ってしまって、高速道路では口がむき出しでめちゃくちゃきつかったです。フルフェイスのヘルメットを買いましょう。アメリカンバイクの友人も半ヘルで口があかず、せっかく無線を付けていたのに話せませんでした(-_-;)
ちなみにこのメンバーで大学時代に千葉→青森(フェリーで函館)まで自転車で行ったことがあります(笑)その時は丸4日かかりました。それに比べれば早くて楽ですね。
青函フェリー
https://www.seikan-ferry.co.jp/
ルート
ルートは毎回、どこに行きたいかを大体でしか決めていません。というのも北海道は梅雨がないのですが夏は雨が多いからです。毎日天気予報を見ながら今後のルートを決めています。雨だとバイクは危ないですし、夏とは言え寒いので天気を一番気にしています。
2週間~長期間の休みが取れるのであれば雨の日は休息日にするなどできますね。グループで行くと全員の予定を合わせるのが会社によって休暇が異なるのが難しく…
この旅では
函館→洞爺湖→知床→旭川→稚内→小樽→函館と移動しました。同じところを走ったり無駄なことをしてましたが、雨に当たられず走れたので大満足。
道北は高速道路が無料のところが多く、ライダーに優しいです。
神奈川の自宅から自走して約3000㎞でした。北海道2週間前にバイクを納車した友人は1週間で初回点検をして、北海道から帰ってすぐにオイル交換でした(笑)
キャンプ事情
北海道には無料キャンプ場や格安のキャンプ場がたくさんあります。毎日、目的地近くのキャンプ場をgoogle mapで探していました。
無料のキャンプ場でもしっかりと管理されていてサイトやトイレがきれいで使いやすいです。また、ごみも無料で回収してくれる無料キャンプ場もあります。特に積載が少ないバイクには嬉しいですね。
宿泊したキャンプ場
・仲洞爺キャンプ場
http://okutoya.com/sightseeing/sobetsu/nakatoyacamp.html
利用料金(1泊):大人420円
洞爺湖にあるキャンプ場。とても人気があり、ファミリーキャンパーも多いです。湖で遊べますね。キャンプ場すぐ近く(サイトによっては徒歩1分)のところに仲洞爺温泉があります。
前日に夜通しで埼玉→青森→フェリー(仮眠)→洞爺湖だったので、お風呂に入って、テント設営後、爆睡でした。
・羅臼温泉野営場(この旅で2泊しました)
https://kanko.rausu-town.jp/spots/view/29
料金:1人1泊300円(管理運営負担金)
知床の大自然の中で宿泊できるキャンプ場。なんといっても無料の野湯(熊の湯温泉)に歩いて行けます。ごみは指定のごみ袋で1枚100円で購入して捨てられます。
野生動物が多く、温泉に入っている間に狐に食料漁られました….
・岩尾内湖白樺キャンプ場
http://www.city.shibetsu.lg.jp/www/contents/1251246164628/
料金:無料
美しい自然の中でキャンプできました。白樺がすてきです。
ごみ捨てはできないのですが、バイク旅をしている我々に声をかけてきたキャンパーの方がごみをもっていってくれました。以前はバイク乗りだったそうで、「バイクはごみ大変だよねー」とありがとうございました。
・豊富町 兜沼公園キャンプ場(この旅で2泊しました)
https://kabutonuma-camp.com/
料金:520 円(ライダー料金です!)
管理が行き届いておりますが、サイト内は自由にキャンプできます。
園内は散策ができます。筆者おすすめの豊富温泉ふれあいセンターから一番近いキャンプ場です。
・おたる自然の村野営場
http://shizennomura.com/
料金:大人(1人1泊)200円+持ち込みテント費500円
小樽にあるキャンプ場。蚊が多く、蚊取り線香などの対策が必須。風呂は近場の銭湯に行く必要があり(車で15分くらい)
山の上の方にあるが、景色は見れるところが少なく。可もなく、不可もなく
立ち寄った温泉
キャンプ場にはシャワーが併設されているとこともありますが、北海道は温泉も多いです。
・仲洞爺温泉 来夢人の家
料金:420円
洞爺湖にある温泉。仲洞爺キャンプ場からすぐで立地が良い。浴槽自体は狭め。
・熊の湯温泉
料金:無料
知床にある熊の湯温泉。野湯という無料の温泉です。有志の方たちによって管理されており、大自然の中で超熱々の温泉に入れます。
男女分かれており、女性の方は外から見えないよう囲われていますが、男湯の方は囲いがありません(笑)
知床国立公園の羅臼温泉野営場から歩いてすぐにあり、野営場でテントを張ってから温泉に入ったり朝風呂に入れます。
・豊富温泉ふれあいセンター
https://toyotomi-onsen.com/
ガソリン臭がする温泉で匂い、色にびっくりです。
皮膚病に効果があるらしく、湯治用(38〜39℃)と一般用(40〜41℃)があります。食堂も併設されており、ここで食べたジンギスカンは絶品でした。
タオルがガソリン臭になります。しっかり選択すれば匂いは消えますが、キャンプ場などでの水洗いだと匂いが…
自身にも匂いが付きます(笑)
北海道バイク旅 おすすめPOINT
バイク同士での挨拶「やえー」がある
北海道ではバイク乗りがすれ違うたびに「やえー」といって手を振ります。ライダーが見えるたびにテンションが上がって楽しいです。ハワイでもバイク乗り同士で似たような挨拶があるとか!?
大自然
ひたすら一直線な道を走っているととにかく気持ちいい。海も山も川も湖も全部が美しい。あとは野生動物をたくさん見ます。2020年に行った際には熊も見ました。子連れ熊だったので怖かったですが車だったのが幸いです。
食事がおいしい
北海道といえばジンギスカン。毎食食べていたような気がします。どこのスーパーでも売ってますし、セイコーマート(コンビニ)でも売ってます。ホーマックで使い捨てのジンギスカン鍋(500円くらい)を買って旅の間はずっと使います。もちろん海鮮も抜群で一番良かったのは利尻島に行ったときに食べた時の蝦夷馬糞ウニは今までで一番おいしかったです。ホタテも信じられないくらいおいしいです。
夏休みは猛暑を避けて北海道バイク旅はいかが?