ハンター・バレー(Hunter Valley)はオーストラリアワイン発祥の地で1800年代からワイン造りが始まりました。
150を超えるワイナリーがあり、試飲ができるところも数多くあります。
ブドウの種類はセミヨンやシラーズが有名でハンターバレーのセミヨンはハンター・セミヨンとして知られ、フランスのボルドーとは逆で辛口に仕上げるのが伝統的だそうです。
シドニーから少し遠いですが、日帰りで行ける立地なのでワイン好きにはおすすめの場所です。
交通手段は車しかないため送迎付きのツアーで参加し、3件のワイナリーに訪問しました。
ツアー
ツアーはveltraで予約しました。
初めて利用する会社でしたが、国内で上場している会社なので問題ないだろうと予約しました。
veltraは海外の現地体験型ツアー予約サイトです。オーストラリアだけでなく、世界中のアクティビティの予約が可能です。
veltraでハンターバレーと検索するといくつかツアーが出てきます。現地で参加の他、シドニー市内からバスツアーやシドニー市内から貸し切りチャーター、宿泊付きツアーなどいろいろあります。
一番安いのは現地参加ですが、交通手段の問題もありハンターバレーで宿泊するのであれば良いと思います。
以前、バスツアーでハンターバレーのワイナリーツアーに参加したこともありますが、今回は小さい子供がいることも考慮し高いですがチャーターでのツアーを予約しました。
予約したプランはゆうじさんという日本人の方の送迎ツアー。
朝7時に市内のホテルの玄関まで迎えに来てくれて、帰りもホテルまで送ってくれる至れり尽くせりのツアーでした。
veltraの概要ページはこちら。
もし英語で予約に挑戦するのであればscooponというオーストラリアの予約サイトも良いかもしれません。
こっちのほうが安くツアーに参加できます。以前、ワイナリー見学に行った際はこのサイトで予約しましたが問題なく使えました。
スケジュール
7:00 出発
ホテルの玄関までガイドのゆうじさんが迎えに来てくれました。到着時にSNSで連絡をくれたので、それから部屋を出ました。待つ必要がないので楽です。
車両はベンツのVクラスで車体が大きく、乗り心地も最高です。
道中はハーバーブリッジを通ったり、場所場所でいろいろな話をしてくれます。
特にシドニーの牡蠣『シドニー・ロック・オイスター』の産地の海が素晴らしかったです。シドニーの牡蠣は小ぶりですが濃厚でとってもおいしいです。
9:00 休憩
サービスエリアにあるマクドナルドで休憩。
子供にミルクを上げて、おむつ替えもしました。
オーストラリアのマクドナルドにはバリスタがいて、コーヒーを1杯1杯入れていたのでとてもおいしかったです。少し時間がかかるのが….。種類も豊富でオーストラリア表記でした。
10:00 ワイナリー1件目
1件目のワイナリー「TYRRELL’S」に到着。
ここのワインが一番おいしく、解説もとても丁寧でした。
11:30 ワイナリー2件目
2件目はブロークンウッド・ワインズへ。とても大きなワイナリーで食事が出来たり、樽の保管場所を見せるような演出があったりと訪問客welcomという感じでした。
ワインはハンターバレーだけでなく、オーストラリアの別の品種と混ぜたものも多かったです。
12:30 昼食
モダンオーストラリア料理が食べられるThe Deck Cafe Lovedaleへ。
めちゃくちゃレベルが高い料理を食べられました。かなりおすすめのレストランです。
メニューを見ても想像がつかないのが難点….。
13:30 ワイナリー3件目
最後は赤と白を1種類づつしか作っていないというかなりこじんまりしたワイナリー「Lake’s Folly」へ。
こちらは赤と白を1杯ずつ試飲。値段はかなり高めでした。
14:00 ハンターバレー出発
赤ちゃんがいるので早めに撤収。ほろ酔い気分の中、優雅にドライブで帰ります。
途中でハーバーブリッジがよく見える場所に行ってもらい記念撮影してもらいました。
17:30 ホテル着
あっという間の1日でした。ホテル発着の送迎は楽で助かりました。
ハンターバレーの品種が多いワイナリー『TYRRELL’S』
朝一で行ったこともあり、貸し切り状態で試飲ができました。混んでることも多いとのことでガイドの方が事前に予約をしてくれていました。
試飲は同じワインで年代が違うものやブドウの取れた場所が違うものなど、似ているワインを同時に入れてもらい違いを楽しめます。
驚いたのはブドウが取れる場所で味が違うことで、同じハンターバレーでとれるブドウでも、標高が異なる場所だったり、土の違いで味が違いました。
違いを確かめながら飲むと若干違いがわかります。高いほうがおいしい気がしました…..。
写真にある地図の絵を使いながらどこでとれたブドウを使っているのか、土のサンプルを出してこっちのワインはこの土、隣は別の土を使っているなどとても丁寧に説明してくれました。
でもお姉さんが言うには、「違いがあんまりないから安いほうでいいと思うよ」だそうです。
おすすめはセミヨンの2016年。辛口ですっきりとした後味がとても飲みやすいです。2022年と比較すると後味は同じですが、味に深みが増す感じがしました。
このワインはボトルで熟成させるそうで完成後はすぐにボトル詰めして熟成するとのこと。
年代が浅いのでも冷蔵庫で保管すればおいしくなるかしら….。って考えで子供が産まれた年とおなじ2022年ワインを買ってきたので成人するまで寝かせてみます。
数々の賞を受賞し続けて拡大している『BROKENWOOD』
大きな試飲スペースやレストランなども入っているBROKENWOOD。
訪れる人を試飲だけでなく展示品などでも楽しませてくれます。
ワインはハンターバレーの品種だけでなく、オーストラリアの様々な産地からブドウを輸入しブレンドしているようです。
そのためいろいろな味を楽しめます。ハンターバレーのワインだけを楽しみたいという方はちょっと違うかな。
オーストラリアでは果物は州を超えて運んではいけないそうで、抽出?して運んでいるそうです。勉強になりましたが、普通に英語で解説するのであんまり理解できませんでした。
アットホームなシンプルのワイナリー『Lake’s Folly』
このワイナリーはとても小さなワイナリーです。ワインも赤と白を1種類ずつしか作っていないため超シンプル。もちろんワインはおいしいですが1本85ドルからとお高め。
アットホームな雰囲気でこだわりのワインを試飲したり、ゆっくり話を聞きたい方はいいかもしれません。
ワイナリーは2件目までは予約をしてもらっていて、3件目以降はワインの好みなどから次に行くワイナリーを探してくれます。
1件目がすごい良かったのでアットホームな感じが良いことを伝えたら、さらにアットホームな感じでびっくりしました。以前、行ったことがあるワイナリーとも全く違っていて特色が異なるのが面白いです。
昼食はモダンオーストラリア料理『The Deck Cafe Lovedale』へ
昼食はモダンオーストラリア料理の店『The Deck Cafe Lovedale』へ。オーストラリアで食べた食事で1番おいしかったかも。
昼食の場所もガイドのゆうじさんが予約してくれていました。
料理はどれもおいしく、特にマッシュルームとトリュフのコロッケが絶品でした。
牡蠣は生牡蠣にいくらとタルタルソースがトッピングしてあったり豪華でした。シドニーではトッピングされている生牡蠣をよく見みますね。
子供にはここで離乳食をあげたり、昼寝させたりちょうど良い休憩ができました。
おわりに
今回は赤ちゃんがいたのでスケジュールは詰めず、臨機応変に対応してもらえるようにしました。
子供連れでも問題なくワイナリー見学できてよかったです。ガイドの方曰く子連れでワイナリー見学は珍しいみたいですが。
自然豊かでホテルもたくさんあるので、1日宿泊した方がディナーまでワインを楽しめたりできるので良いと思います。
また行く機会があったら是非泊りで行きたいです。
今回は3件のワイナリーに行きましたが、人によっては5~6件を周る人もいるそうです。
子供が大きくなったら酔いつぶれるまで飲んでみたいですね。
あとデザートワインも最高です。日本ではあまり見ないですが甘くて食後のデザート替わりに飲めるワインです。
作っているワイナリーが多いので、こっちもぜひ試してみてください。
それではまた!!