第2子が生まれるのを機に、1年間の育休を取ることを決めました。職場では男性が数日~数週間の育休を取る例はあったものの、長期間取得する例はほとんどなく、少し迷いもありました。
育休を取ろうか悩んでいる方も多いと思います。私自身も迷いながら1年間の育休に踏み切りましたが、その経験を共有して少しでも参考になればと思います。
せっかくの機会なので、1年間思いっきり育児を楽しんでいきます。
自己紹介
年齢:32歳
家族構成:妻、長男(2歳)、長女(新生児)の4人暮らし
住居:神奈川県にマイホームを3年前に購入(35年ローン)
趣味:自然が好きで、クライミングやサイクリング、バイクを楽しんでます。
家族で世界中を旅しながら大自然の絶景と岩場を楽しみたい
旅行が好きで子供が産まれる前は、毎年、北海道に訪れキャンプやツーリングを楽しんでいました。
今は海外の大自然に惹かれていて、いろいろな岩場に行くのが好きです。
なぜ1年間?
私は第1子の時、最初の2か月間が精神的に大変でした。今回、長男(イヤイヤ期)に加えて新生児のお世話をすることを考えると、少なくとも2か月間は育休が必要だと強く感じていました。
ちなみに妻は離乳食の時期もつらかったそうです。今回は私も離乳食つくりに挑戦していきます。
当初は、有休を使って何とか乗り切ることを考えていました。しかし、育休の制度について調べてみると、メリットが予想以上に大きいことに気付きました。
日本の育休制度は世界的に見ても非常に充実しており、夫婦で育休を取得しても生活はできるなと感じました。
職場復帰のタイミングについても悩みました。復帰のしやすさを考えて2か月で復帰するべきか、補助金が多い半年で復帰するべきか。しかし最終的には「家族との時間や思い出を優先したい」という気持ちで、1年間の育休を取得する決断をしました。
また、育休中の補助金は会社ではなく国から支給される仕組みであることも、この制度を利用しやすいと感じた理由の一つです。
育休制度の基本情報(2024年12月時点)
- 対象者:
- 原則、子どもが1歳になるまで育児休業を取得可能。
- 配偶者が育休を取得している場合や特定の事情がある場合には、最長2歳まで延長可能。
- 育児休業給付金:
- 育児休業中の生活支援として、雇用保険から給付金が支給される。
- 支給額: 育休開始から6か月間は給与の67%、それ以降は50%(上限あり)。
- 申請手続き:
- 育休を希望する場合は、通常、1か月前までに勤務先に申し出る必要があります。
- 給付金は勤務先を通じてハローワークに申請。
- 育休中の待遇:
- 育休中は社会保険料が免除される(厚生年金や健康保険料)。
- 育休中も雇用契約は維持され、育休明けに元の職場に復帰することが原則。
補助金はいつ頃からもらえるか
12月は有休を使用していたため、実際の育休開始日は1月6日でした。そのため、最後の給与が1月末に支給される予定で、補助金が振り込まれるのは3月末頃になると予想しています。
補助金の支給額については、「育休開始から6か月間は給与の67%、それ以降は50%(いずれも上限あり)」とされています。ただし、年2回以内のボーナスは支給額の計算に含まれない一方で、交通費は含まれるなど、具体的な計算方法は少し複雑です。正直なところ、現時点では正確な金額を把握できていません。
また、育休制度は出生した年度によって異なります。上記は2024年12月に生まれた子供の育休です。
2025年度からは、夫婦ともに育休を取得するなどの条件で100%の補償があるとか…
厚生労働省のページに最新情報がありますので、こちらをご確認ください。
実際に補助金が振り込まれた際にスケジュール感を記事で共有しようと思っています。同じように育休を検討している方の参考になれば嬉しいです。
育休取得のメリット・デメリット
育休前、現時点で考えているメリット、デメリットです。
育休を会社に伝えた流れ
子どもが生まれる3カ月前に、上司に1年間の育休を取得したい旨を伝えました。
幸い、上司は話しやすい方で、育休について受け入れてくださいました。また、業務は個人で抱える形ではなくチームで進める体制だったため、新たに人員を採用していただくなど、スムーズに引継ぎを進めることができました。
その後、総務部の方から育休に入るための手続きや申請の流れを丁寧に教えていただき、無事に1年間の育休取得が決定しました。
ただし、こればかりは会社や職場環境によって対応が異なる場合もあるかもしれません。しかし、育休は労働者の権利であり、法律上、会社が拒否することはできないとのことです。前例がない場合でも、まずは相談してみる価値はあると思います。
不安な点
1年間の育休を取得するにあたり、最も不安だったのは「職場復帰できるのか」という点です。正直なところ、育休中に新たな人員が採用されたため、復帰後に自分の居場所があるのか不安を感じています。また、具体的にどのような業務を担当することになるのか、現時点では全く見当がつきません。
さらに、もともとコミュニケーション能力が高いほうではないので、1年間のブランクがその部分にどう影響するかも心配です。「これ以上、職場での適応力が落ちたらどうしよう」という不安は常に頭にあります。
ただ、この期間を育児だけに専念するのではなく、子供と一緒に自分自身にもプラスになるような経験をしていきたいと考えています。新しいことに挑戦したり、育児を通して得られる学びを活かしていくことで、職場復帰後の不安を少しでも軽減できれば幸いです。
やったこと
・出生届提出(生後1週間くらい。)
・マイナンバーの申請(顔写真なしのにしたら1週間くらいで届きました)
・2週間検診
・パスポート作成(第2子用)
・銀行口座申請(第2子用)
赤ちゃんの様子
ほぼ寝ていました。良く寝る子で生後1週間はほぼずっと寝ていました。
時間が経過するにつれ、だんだんと起きている時間が増えてきましたが、それでも大半は寝ています。
ほぼ母乳のため、現時点では妻が新生児の面倒を見ることが多いですが、沐浴は私が担当しています。
沐浴は気持ちよさそうにしているのですが、浴槽から出すとぎゃん泣きなのが毎日つらいところ。
声をかけてあげると少し追視してくれたり、反応が出始めました。
長男の様子
出産直後、赤ちゃんと初めて対面したときの長男の姿は印象的でした。少しはにかんだ表情を浮かべながら、優しく赤ちゃんをなでたり、顔を近づけてキスをしたりと、とても微笑ましい光景でした。どんな反応をするのか不安もありましたが、予想以上に優しいお兄さんぶりを見せてくれたので安心しました。
最近少し、赤ちゃん返りなのか、寂しいのか赤ちゃんを抱っこしていると、自分も抱っこしてほしいと甘えてきます。
家では普段、自分の遊びに集中していることが多いですが、赤ちゃんが泣いたときには「いいこ、いいこ」と頭をなでたり、自分のおもちゃを持って行ってあげたりと、頼もしい姿も見せてくれます。一方で、赤ちゃんの近くでジャンプをしたり、力加減を間違えてぎゅーっと抱きしめたりと、まだハラハラさせられる場面もあるので目を離せないのが現状です。
私自身、育休を通じて長男と過ごす時間が格段に増えました。特に今はストライダーに夢中で、毎日保育園から帰ったあとに20~30分ほど乗って遊んでいます。以前は仕事の関係で早くても夜7時半頃に帰宅していたため、平日に長男と遊ぶ時間はあても1時間ほど。今ではその時間が大幅に増え、一緒に遊べることが嬉しいです。疲れるときもありますが、何よりも幸せを感じるひとときです。
平日のスケジュール
平日はほぼルーティンが固まってきました。
長男が保育園に行っている間は、落ち着いて赤ちゃんの世話や家事ができるので助かります。
07:00 起床
07:30 朝食
08:30 長男を保育園へ
09:00 赤ちゃんのお世話、家事、ストレッチ
11:30 昼食準備+昼食+夕食準備
12:30 英会話(毎日25分の英会話Native Campを始めました)
14:30 クライミングジムへ
16:00 保育園のお迎え(週に2回ほどスーパーへ)
16:30 長男と遊ぶ(最近は家の周りをストライダーで遊ぶのが日課)
17:30 夕食準備+夕食
18:30 長男風呂
19:30 赤ちゃん沐浴
19:40 赤ちゃん寝かしつけ(妻)
20:30 長男寝かしつけ
休日はほぼ2人の子供の世話になるので、休日のほうが大変です。
1か月目の感想
育休を取得してまだ1か月ですが本当に良かったと感じています。妻の負担を考えると2人で協力しないと回らないと実感しました。
ワンオペしている方は超人です。尊敬します。
私は長男のお世話をメインでしています。
今までは妻にまかせっきりだった保育園ですが送り迎えをすることで、保育園の様子など今まで知らなかったことなどを知ることができました。子供が楽しそうにしているところを見れて幸せです。
また、育休中の自分自身のリフレッシュも大切だと考え、念願だったボルダリングジムの年パスを購入。平日は息子のお迎え前に1時間登る習慣ができ、心身ともにリフレッシュしています。
妻にもリフレッシュできる環境を作ってあげたいと思っていますが、ここはまだできていないです…
最初の1か月は大きなトラブルもなく無事に終えることができました。ただ、この貴重な1年間をもっと充実したものにするため、次の月は少しずつ新しいことにも挑戦していきたいと思います。これからも、育休のリアルな体験を共有していきますので、ぜひお付き合いいただければ嬉しいです。
妻のひとこと
2人で育休を取得したことで、夜ご飯を一緒に食べられるのが一番うれしい。
それではまた。